空き家の相続放棄をするとどうなる?注意点についてもご紹介します! | 札幌市の不動産売却・売却査定ならアルクホーム
-
空き家の相続放棄をするとどうなる?注意点についてもご紹介します!
自身が相続をする立場になった際、空き家を相続をしなければいけない状況が考えられます。
しかし、様々な事情で空き家を相続するのが不可能な場合もあるでしょう。
住む予定が無かったり、遠方に住んでいるため活用も中々できなかったりと様々です。
そんな時におすすめなのが、”相続放棄” ですが、期限や条件などに注意しなければいけません。
今回は、空き家の相続放棄について焦点を当てて解説します。
□空き家の相続放棄をすればどうなる?
*管理義務は残る
事実、相続放棄をすれば空き家を相続する必要は無くなります。
固定資産税の支払い義務も無くなるので、一切関与することがなくなると思うかもしれません。
しかし、もし相続人全員が相続放棄をしてしまえば、その空き家を管理する人がいなくなってしまいます。
誰も管理しないまま空き家を放置してしまうと、経年劣化による倒壊や事故につながる可能性があります。
そこで民法によって、相続人全員が相続放棄をした場合は、誰かが管理しなければなりません。
もちろん誰かが相続をすれば、管理義務は相続人のみになります。
*適切に管理しない場合はどうなる?
もし管理を怠り、建物が倒壊したりどこかが落下したりすれば、周囲へ悪影響を与えてしまうことになります。
他人の車や所有物にぶつかった場合、損害賠償だけでなんとか済むかもしれませんが、人に当たってしまうと最悪の事態を招く可能性もあります。
また、悪臭や害虫の発生で周囲からクレームが来る可能性も考えられます。
□相続放棄の注意点
相続放棄をする際、下記の3点に注意しなければいけません。
知らずに相続放棄をしてしまうと手をこまねくことに繋がりかねないので、ぜひ覚えておきましょう。
1, 相続放棄をする際は親族にも知らせておく
自身が相続放棄をすると、次に相続の権利を持つ人に空き家が引き継がれます。
次の人がこの旨を知らずに相続が確定してしまうと、トラブルの原因になってしまいます。
トラブル無くスムーズに相続を進めるためにも、親族への連絡は怠らないようにしましょう。
2. 期限は3ヶ月
相続放棄の申請期限は相続の開始を知ってから3ヶ月以内で、家庭裁判所に対して申請します。
この期限を知らずに後回しにしてしまうと相続放棄が認められないので、早めに動くことをおすすめします。
3. 空き家をリフォーム・解体すれば相続放棄は無効になる
相続放棄前の空き家をリフォームしたり解体したりすれば、財産を変更、あるいは処分したと見なされ、相続したことになってしまうのです。
“保存行為” と呼ばれる現状維持のための行為であれば大丈夫ですが、どこまでが保存行為として見なされるのかは、不動産会社や専門家に相談するのが一番安全です。
□まとめ
空き家の相続放棄をすれば税金の支払いや相続義務は無くなりますが、相続人全員が相続放棄をした場合は誰かが管理をしなければなりません。
加えて3ヶ月以内の申請といった注意点を考慮する必要があります。
これから空き家を相続予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。

最新の記事
- マンション売却成功事例から学ぶ!価格設定と広告戦略で高く売る方法
- 家を売却したら確定申告はどうなる?必要書類と書き方を分かりやすく解説
- 家を高く売却するステージング効果と成功のポイント
- 離婚と家の売却を弁護士への相談でスムーズに解決する方法
- 不動産売却と引っ越しタイミング完全攻略!最適な時期とスムーズな手順とは?
- 不動産売却査定サイトおすすめ比較!選び方のポイントと注意点
- 不動産売却で損したくない!買取と仲介の違いを徹底比較
- 相続空き家の税金シミュレーション方法と軽減措置
- 住宅ローン事前審査とは?スムーズに通過するための注意点
- リノベーション賃貸契約前の注意点!安心安全な物件選びをサポート
- もっとみる
CONTACT札幌市の不動産売却ならアルクホームにお任せください!
メールでお問合せ